コロナの緊急事態宣言もようやく解除となりほっとした為か、朝夕の涼しい風を新鮮に感じるようになったこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
キャッツウォークも正会員の方々、支援会員の方々と増えだんだん大所帯となってきました。初めて猫を飼ったという方から 保護猫活動などを20年近くされている方まで色々な方々がファミリーの一員となってくださっています。団体というのは、いくら組織を作っても人がいなければ空箱でしかありません。その中に色々な方々が入って頂き、自分に持っておられる特性や経験を生かし 私たちのファミリーを生きた団体として頂いている事、本当に感謝です。先輩の会員さんたちがみんなを繋げる為に新しい方々を親身にサポートしてくださり、そしてそれを受けて、自分もと新しい方々もサポートする側に変わっていってくださっていること素晴らしいことだと思います。
みんなで一つになって働き、一緒に笑い、泣き、慰めあうことができる。これこそが「人にとっても猫にとってもやさしい環境作り」の第一歩だと思います。まず私たちの中にやさしさがないとしたら、やさしい環境作りはできません。 キャッツウォークの皆さんは、それぞれ独自に活動しながら、必要な所で助け合い、励ましあいをされています。その率先した活動には 私自身いつも感銘を受けています。本当に有難うございます。
まだまだ孤立して助けを待っておられる方々はどの地域にもいらっしゃいます。これからも、一緒に必要なところに手を差し伸べていきましょう。
キャッツウォークでは、新しいちらしとパンフレット作成し配布を始めています。その中でご紹介している内容、少し皆様と分かち合いたいと思います。
会員の方々から、まだまだ「さくら猫」の認知度が低いというご指摘を受け、新しいパンフレットは、さくら猫とは? TNRとは?というテーマで作成しています。さくらみみは、この猫を手術して今管理している人がいるという「やさしさの象徴」です。私たちも手術した子たちは、会員さんたちが見回りをし、管理をしています。そうして考えるとキャッツウォークは人だけではなく、猫ちゃん会員もたくさんいるということになりますね。(猫会員登録も始めてはと思っています)
6月から始めている先行型地域猫プロジェクト、プロジェクト地域がどんどん広がっています。このプロジェクト わかりやすく「さくらプロジェクト」と新しいパンフレットでは呼んでいます。その中で簡単に「やさしさ作りの4ステップ」として私たちの活動が何であるかを紹介しています。
ステップ1 調査 飼い主がいない猫の数、場所の把握
ステップ2 TNR 不妊去勢手術の実施
ステップ3 猫管理場所の設置 (手術後の猫の餌やり場、トイレ設置)
ステップ4 管理地点認証 (担当者が申請)
継続管理 管理場所、猫の数、管理担当者など情報共有
どれか一つのステップだけでは不十分ですし、一人で全てのステップを行うことも不可能です。この4ステップは常に現在進行形で、皆が助け合い 初めて可能になります。これが私たちが今行っている「さくら(先行型地域猫)プロジェクト」です。
悪循環を断ち切るために必要な第二ステップ、どうぶつ基金の寄付チケットを入手するために協力してくださっている読谷村役場の環境課の方々、手術日を予約させていただき どの猫も手術後とても良い状態で渡してくださる獣医先生を始め ケアしてくださっているTNR読谷病院の方々、猫の保護捕獲の為に走り回ってくださっている会員の方々、そして手術までの一時保護をしてくださる会員の方々、手術のための猫の運搬を引き受けてくださっている方々と一つのステップを取りましても これだけ多くの方々の協力があり達成されています。
この会の代表をさせていただいてはいますが、私がしている事は本当に僅かです。この場をお借りして皆さんに心からの感謝の気持ちをお伝えできましたらと願っています。
まだキャッツウォークのファミリーになっておられない方々、猫たちに助けられ、教えられ、ファミリーの皆さんから助けられ元気を頂き、素晴らしいファミリーだと思います。何かできないと、お手伝いする時間がないし、と思われず心だけ持っていらしてください。猫たちがきっと笑顔を与えてくれると思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。
Cat’s Walk Okinawa
理事長 中村 容子
今月の新sakura会員(一部)紹介
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