11月になりコロナもようやく落ち着き、以前の日常が戻りつつあるこの頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
キャッツウォーク ファミリー 沖縄県読谷村だけではなく、沖縄市、そして宜野湾市など他の地域の方々も仲間に加わってくださり支部も増えてきました。皆さん、猫に関わる色々な活動を長年してこられた方々で私たちも多くを学ばせて頂いています。前回のニュースレターで生きた組織というお話をしましたが、人が一人加わるごとに、その人が私たちにさらに成長する力を与えてくださっているように思います。
またキャッツトークという新しい企画も始まりました。
キャッツトークのYoutube公式チャンネルも始めました。少しずつ輪を広げていける機会となればと思いますので、皆さん気楽に参加してください。
いつも自宅や仕事場の近辺にも目を配られ細やかな心遣いをしてくださっている会員の方がおられます。その方が猫がたくさん庭にいる家があったというので、一緒に見にいきました。家の周りにはごみが散乱していてざっと見ても10匹ぐらいのお腹をすかせた猫たちがいました。近所の方々にお話しを聞くと、やはり近所の問題となっているという事でした。近所の方々とお話し、皆さん地域支援会員になって、一緒にその環境を変えていくために協力してくださることになりました。その後、会員さんが何度も通ってくださり その家の方も会員になってくださって ようやくTNR、どうぶつ基金に集まった寄付によるチケットを使用しての 負担金が無料の不妊去勢手術を始めることができました。


手術の為の猫の一時捕獲をし始めた日、休日返上で会員さんとご主人、そして別の会員の方も一緒に庭にあったゴミの片づけ、庭の草刈りなどもされたそうです。ご近所の方々も来られて手伝ってくださったそうです。 人にも猫にもやさしい環境作り、このようにして小さな環境作りは広がっていくと思いました。この出来事は その家の方々にとってもやさしさに触れた瞬間であったのではないかと思います。一度の事によって人が変わることがないようにも思いますが、心の中にやさしさに触れた実感があったとしたら、きっとこれからそれが何かの形になってその人の人生に生きてくるのではないかと思います。私も この会員さんから多くを学ばせていただきました。本当に有難うございました。
私たちは、手術後の猫たちを管理していく管理地も増やしていっています。そこでは、土地の持ち主の方々から許可を頂き、給餌、猫たちの健康管理もしています。また住宅地などでは、トイレの問題が起こらないようにトイレ設置もお手伝いしています。
その餌やりですが、ある公園で知り合った外国人の方々がおられます。その方々紹介したいと思います。
最初は、沖縄に仕事で来られていた中国人の張さんと韓国人キム君のカップルの二人です。毎日のように猫たちに餌やりをして、行き場のない子猫の保護もされていました。その二人が公園にいた猫たちを大切にして 餌をあげながら時間を過ごしている様子を見て、いつも心が温かくなりました。外国の地で私たちが見て見ぬふりをしがちな小さな命を愛おしく思える心の余裕、やさしさを感じました。若い二人は韓国へと戻られましたが、心から「ありがとう」と言いたいです。

もう一人は、猫の餌やりをしていた時に話しかけてくださった中国人のシンシンさんです。神戸にお住まいのシンシンさん、旅行中でしたが猫が大好きな方で猫たちと楽しそうに時間を過ごしておられました。猫たちがお腹いっぱいに食べれるように餌をやってほしいと支援してくださっています。私たちは、各地で餌やり管理をしていますが、多くの所 シンシンさんの代わりに餌をあげている気持ちです。シンシンさんのように、各地での餌やり 遠くから一緒にしてくださっている方々がおられます。その方々には、餌をあげている猫たちの様子を時々送っています。このようにみんなの輪がやさしさを運んでいる事、とてもうれしい事です。Catswalkと一緒に猫たちのご飯サービス提供してくださっている方々本当に有難うございます。

猫という不思議な存在を通じて、こうして知らない者同士が「助ける」という気持ちで一つになれることは素晴らしいことだと思います。これからもこの輪が世界に広がっていくことを そしていつかは、シンシンさんやキム君、張さんの国でも同じ気持ちでやさしさを分かち合うことができたらと思います。
素敵な話、ニュースレターでは紹介しきれない程多くあります。各地で優しい環境を作っておられる方々、皆さんのお話も是非紹介させていただきたいと思っていますので、お送りください。
皆様に心から感謝して 今月もCat’s Walk やさしさ作りに励んでいきたいと思います。よろしくお願いします。
Cat’s Walk Okinawa
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